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能登忠の紹介




創業明治15年の須坂市の懐石料理の老舗「能登忠」が信濃毎日新聞の老舗を訪ねてにて紹介されました。

信濃毎日新聞(平成27年2月24日)の記事内容を転載させていただきます。





老舗を訪ねて
日本料理を守り伝える
「日本料理を守り伝えることが信条」。須坂市中心部で130年を超える歴史を持つ「能登忠」の4代目店主、田幸新一さん(63)は力を込める。格式張っていると思われがちな懐石料理に親しんでもらう工夫を凝らし、気軽に楽しんでもらう努力を重ねている。
その取り組みとして「華懐石」と呼ぶ料理を考案した。一汁三菜をはじめとする茶懐石の基本を踏まえながら、簡略化したり季節の品を取り入れたりして気軽に茶懐石を楽しんでもらおうとの試みだ。今は桃の節句に合わせて、長いもを使ったひし餅などが並ぶ。値段も能登忠の通常の茶懐石に比べて半額ほどの4500円〜6500円で、「女子会」などでも人気という。
本格的な茶懐石や会席のほか、結納や節句をはじめとする慶事、法事での利用客も多い。10人弱の従業員は利用客の小さな要望を共有する。おかみの久子さん(59)は「お客様がしていただいてうれしいことを念頭に置いている冠婚葬祭は人生の縮図。満足していただける努力は欠かさない」と話す。

創業は1882(明治15)年にさかのぼる。初代の忠三郎(ちゅうさぶろう)さん(故人)が、芝宮墨坂神社の境内近くに開業した。神社の前を通る道路の拡張工事に伴い、20年ほど前に数十丹榮亜改築した。
新一さんが常に念頭に置いているのは、父親で3代目の邦武さん(故人)からよく聞かされたという「銀を鉛にするかな」という言葉だ。邦武さんは、直木賞や芥川賞の選考場所として有名な東京の老舗料亭「新喜楽」で修業。新一さんは、素材そのものの良さを生かす。という意味が込められているこの言葉の大切さを教えられた。「地域の伝統野菜をはじめ良い素材を使うことはもちろん、料理手順を含めて全てに基本であること」を心掛ける。
長い歴史がある能登忠が転機を迎えたのは、1976(昭和51)年に発覚した大規模汚職事件として知られるロッキード事件だ。それまで利用客の大半を占めていた公官庁の接待が大きく減ったという。
利用客の変化と同時に新一さんが感じたのは、日本料理の衰退だった。冷凍食品や出来合いの料理が増え、「おふくろの味」に代表される家庭の味が失われていると危機感を覚えた。地域に残る料理屋として先代から受け継いだ日本料理を守るだけでなく、伝えることの重要性を感じるようになった。
気軽に茶懐石を楽しめる華懐石のほか、同市の田中本家博物館と協力して江戸時代の料理を紹介する活動にも力を入れている。久子さんは、4月に市内で開校する須坂創成高校で箸の使い方などを教える講座の講師を務める。
和食は2013年12月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。新一さんは「外国で評価していただいたことを機に、国内でも再び見直されるとうれしい」とする。店は昨年11月、県から「信州の老舗」の表彰を受け、「今までは店を守るということへの重圧が大きかった。これまでの先代が評価されたことを受け、原点に返る気持ちでゼロからスタートしたい」と意気込む。

能登忠
須坂市須坂304
TEL 026-245-0053
午前11時〜午後9時(ラストオーダー)
不定休
原則、事前の予約が必要。






| 須坂のお店探検隊 | 08:12 PM | comments (x) | trackback (x) |
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