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(2010.05.21)
弥栄神社



長野県須坂市、墨坂神社芝宮の境内に「弥栄神社<ヤサカジンジャ>」があります。
祭神は「素戔男尊<スサノオノミコト>。
スサノオといえば、日本書紀の中でヤマタノオロチを退治したことで有名ですね。
別名「牛頭天王<ゴズテンノウ>とも呼ばれています。

毎年7月21日〜7月25日に行われる「須坂祇園祭」では、スサノオ(牛頭天王)を移した神輿を担ぎ、笠鉾行列と共に市内を廻ります。そうすることで町の疫病や鬼が退治されるという言い伝えがあるのです。
祭事の中で、神殿の神様を神輿へ移すことを「天皇おろし」(7月21日)。神輿から再び神殿へ戻すことを「天王あげ」(7月25日)といいます。
これも祭神が「牛頭天王」という名であることからきているのでしょうね。


元々、京都よりこの弥栄神社を勧請してきたのは、中世須坂を治めていた須田氏でした。
江戸時代までは弥栄神社は須田氏の館近くの日滝本郷地区にあったのです。
祇園祭も日滝本郷地区で行われてきた行事でした。
今でも本郷地区には、当時京都に習い作られた「上の天王(上社)」「下の天王(下社)」が残されています。

江戸時代になり、須坂藩主の館が須坂町(現常盤町)に設けられると藩主邸を中心とした町造りが行われました。
その際に、それまで本郷で行われてきた市(九才之市)と一緒に、弥栄社も移動したのです。
正式には、「須坂町の住民が、移転の交渉中に無断で持ってきてしまった」ということが実情だったようです。


毎年7月に行われる祇園祭は、長野県須高地区では最も大きな祭りの一つです。
スサノオを移した神輿と笠鉾行列の練り歩きは一見の価値があると思いますよ。





今回の参考文献
県社延喜式内 墨坂神社<北島袈裟則著>
日本の神様がわかる本<戸部民夫著>
須坂市生涯学習市内見学まなびー号資料<生涯学習推進センター>






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